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2009年4月11日 (土)

オールドパイレックスで知った新事実。パーコレーターで淹れたアメリカンコーヒーは旨い!

 ずいぶんコメントのお返事も更新もサボってしまい申し訳ございません。にも関わらず、いまだ多くの方にアクセスしていただいているようで、恐縮です。ほぼ1ヶ月振りの更新です。メールで頂いている励ましのメッセージや質問、コメント、ぽつぽつではありますが返させてていただく所存です。

 実を言えば、長らく老父の言い分をアレコレ聞いているうちに、僕自身の神経が参ってしまったようで、ある日を境に手足や全身がガタガタ震えだすようになってしまった。
 心療内科を受診したところ、パニック障害とのこと。「原因を取り去ればすぐ治りますよ」と言うのだが、大元である老父はそんなボクを見て「お前は弱すぎる。育て方を間違った」とつぶやくやれやれな日々。震えそうになる体を何とか抑えようと格闘しているうちに1日が過ぎていく。キャンプにでも出かければ直ぐにでも治ってしまいそうなのだがw

さて、そんな日々の中、僕なりの新発見があったのでご報告。

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「パーコレーターで淹れたコーヒーはとても不味い」。ボクが約30年間に渡って持ち続けてきたそんな大きな間違いに、つい最近気がついたのだから、インドア生活もあながち悪くもない。

「パーコレーターでは、旨いコーヒーは淹れられない。が、パーコレーターできちんと淹れたアメリカンコーヒーは旨い!」のであます。これまで存分にパーコレーターを使いこなしてきた方々には、申し訳ないのだが、そんな真理を教えてくれたのが本日ご紹介するOLD PYREXの9cupパーコレーターだ。1940年代の製品だと思われるので70歳近いお年寄り。

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思い込みは時として、大きな過ちを生み出すものだ。初めてキャンプ道具としてMIRROのパーコレーターを手に入れたのは、ずぶん昔の話になる。キャンプはもちろん、自宅でも、豆を変え、挽き方を変え、火加減を変え、アレコレ試してはみたのだが、気に入る味にはついに巡り合うこと無く、結局は諦めた。それ以来、僕の中でのパーコレーターは、「不味いコーヒーしか淹れられない道具」でしかなかった。

 夫婦ともに好きなアメリカンガラス食器のショップに出かけ、幾度と無くOLD PYREXのパーコレーターの姿形が美しいとは思っても、わざわざ「まずいコーヒーを淹れるために買うのか?」と自問自答を繰り返し、結局売り場を立ち去ったのはそんなわけだった。

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が、ついに気の迷いで手に入れたのだOLD PYREXのパーコレーターを。珍しいブラックハンドルのトールボーイ。PYREXのパーコレーターとしては初期モデルだ。クリスタルなガラスにブラックハンドル。この誘惑には勝てなかった。

早速、自宅で淹れてみると、コーヒーが抽出されていく様子がとても美しい。なにしろ、トップキャップだけでなく、ボディもストレイナーも透明強化ガラス製なのだから……。
底面に沸いた小さな泡がストレイナーで集まり、センターのチューブを通って湯を押し上げていく。コーヒーパウダーを通った褐色の滴がポトポトと落ちる。しばし、その様子に見とれているだけでも、なんとも楽しい時間がすごせたのだった。

で、閃いた。オールドパイレックスのパーコレーターの泡を受け止める部分は、ほぼ鍋底の直径に等しいぐらいの大きさだ。「小さな泡が出るギリギリの状態で淹れれば、もっと旨く淹れられるんじゃないのか?」

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一般的に、パーコレーターで淹れたコーヒーが美味しく無いのは、コーヒー豆が長時間に渡って高温に晒されるからだ。
 それをできるだけ小さな泡が立つ状態(上質なコーヒー豆の抽出温度である85度~90度程度)で短時間で淹れられれば、それなりに香りもあり飲めるコーヒーになるのではないか?

で、淹れかけたコーヒーを捨て、淹れなおしてみたコーヒーを飲んで驚いた。
旨いのだw もちろん、ドリッパーや他のコーヒーメーカーで淹れたコーヒーとは違う味わい。そう、今まで飲んだ、どのアメリカンより旨いアメリカンコーヒー。

ボクのひとつの間違いは、パーコレーターは、アメリカで生まれたコーヒーメーカーであり、ヨーロッパ的なコーヒーを淹れる機能を求めてはイケナイ作りであると気づかなかったこと。
 そして最大の間違いは、パーコレーターで旨いアメリカンコーヒーを淹れるために必要な弱火は、今まで考えていた弱火とは桁が違っていたのだ。当時使っていたどのキャンピングバーナーは元より、家庭用のガスレンジの最弱火よりも弱かったということだ。なにしろ、現在使っている我が家の家庭用ガスレンジの3rdバーナーの最弱火約300cal/hで十二分なのだから。

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↑コレでも、火が着いてます。

パーコレーターを扱うメーカーやコーヒー器具販売店の解説にも「弱火」とは書いてあるものの、キャンプで使うには通常ではとても実現不可能にも思えるほどの弱火がベストなのだ。モンベルあたりのヒートパットを使えば、キャンプストーブでも弱火は可能かもしれないね。

できれば粉は、中挽きで。これが今のところのボクなりのベストアンサー。焙煎度合いはお好みで^^

そういえば、もう一つ世間一般に蔓延している間違った大きな思い込みを一つ。
「コーヒーをお湯で割ったらアメリカン」というけれど、それは事実では無いということだ。パーコレーターできちんと淹れたアメリカンコーヒーは、香りも味の広がりもきちんとある。もちろん、いわゆるコーヒーとは違うのだけれどね。エスプレッソはあくまでもエスプレッソの旨さがあり、アメリカンコーヒーにはアメリカンコーヒーの旨さがあるということなのだ。

パーコレーターの可能性に新たな興味を見つけた僕は、この後、キャンプ用に1台買い足し、その致命的とも言える欠点に愕然とするのだが、そのお話はまた次回に。

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ボクにパーコレーターの新事実を知らしめてくれたオールドパイレックスのパーコレーターは、4CUP~9CUPまで。年式やレア度、程度でお値段は様々。

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コメント

はじめまして、こんにちは。
いつも刺激を受けながら拝見しております。おもしろいです。
お体はいかがでしょうか?
かなりの間、更新されてなかったので心配と、「なんでだろう?」と思っていました。
よろしければお返事ください。お待ちしております。
お大事にしてください。

投稿: 青木健剛 | 2009年4月12日 (日) 12:40

いかん!
物欲が・・・・・・(笑)
どうしてこうも魅力的なものをアップするの。
欲しくなっちゃいましたよ。


あっ!お久しぶりです。

投稿: つぼちゃん | 2009年4月12日 (日) 20:29

なるほどねぇ、温度ですかぁ。

 煮だし珈琲とは違うわけだから、さもありなんですねぇ。

投稿: ライダー | 2009年4月13日 (月) 09:23

サンさんお疲れさまです!

久々ネタUP待ってました!そしてのコーヒーネタ!

パーコレーターで美味しくコーヒー作れるんすね!
『パーコレーターコーヒー美味しくない説』が定説があったので、実は一度もパーコレーターで作ったコーヒー飲んだ事ないんですけどね(笑)

投稿: 91 | 2009年4月13日 (月) 19:51

お久しぶりです。
どうしたのかなあって思ってましたが、体調がお悪かったんですね。
しかし、またしても魅惑的な発見・・・僕も、パーコレーターはオートキャンプの定番的な魅力を持つ道具に見えたんですが、味が不味いってのについぞ買うチャンスを逃してきた道具でした。
入れ方だったんですね。
しかし、しかし後半が気になるなあ(○゚ε゚○)

投稿: solo380 | 2009年4月26日 (日) 16:42

初めまして、いつも頼りになる情報を楽しみにしています。コーヒーって香りにつられて飲んでしまうのですが、香りが飛んで無くなりヤッパリ苦い・・ぅぅ
この記事の続きを見て認識を変えなければ・・
体調が良くなり更新が始まるのを楽しみにしています。

投稿: ヤマジ | 2009年6月 8日 (月) 19:23

はじめまして!
tuと申します。
非常におもしろくて
いつも参考にさせてもらっています。
gentosのexplore777の記事見ました。
私も買ってしまいました!
ブログを始めましたのでお暇なときにでも
立ち寄っていただければ嬉しいです。
http://wazaariblog.blog26.fc2.com/?plugin&index

投稿: tu | 2009年8月 3日 (月) 20:06

こんにちは。
神経症はほんとにまいりましたね。
原因がそう簡単に取り除けない場合は
悩むなと思いました
バーコレーター、私も使ってみたい
と思います
また来ます

投稿: キャンプ道具マニア@五百蔵 | 2009年9月25日 (金) 14:26

高級な感じがしますね!

投稿: みみ~ | 2009年10月 6日 (火) 13:55

こんにちわ
 この手法、やってみたいと思います

パーコレーター、というと
泡がグラグラと煮えたぎっている光景を
思い浮かべます
JSBは、下手ですが自分焙煎で豆を炒って
4日分ぐらい準備しています

私も、アメリカン珈琲が好きなのです
蒸らし2分後にお湯を80℃まで下げてから
φ2mmぐらいのの水流、V60ドリッパーで
優しく?抽出しています

挽いた粉を躍らせては不味くなるような
気持ちがします
  あくまでも、自分流ですけど(笑)

投稿: JSB | 2009年12月16日 (水) 17:36

多くの皆様にコメントをいただきながら、お返事大変遅くなり恐縮です。


青木健剛さん コメントありがとうございます。僕もウェブの情報をアレコレ眺めながら、物欲と戦う日々w お気遣いありがとうございます。焦ると壊れていく自分を感じますので、気長にと思う今日この頃です。

つぼちゃん こんな前のコメントに返事を書くのも変なのだけど、このパーコレーターは良いです。おうちで遊ぶのに最高だ^^ ぜひ!

ライダーさん 温度なんですよね。煮出しコーヒーもいいかもと目覚めてしまっているのですよ。じつはw なんでもあれこれ試すと奥が深いですね。

91さん ご無沙汰しております。実はコーヒー道具も好きなもので、形に惚れてアレコレ持っているのですがパーコレーターを見直す道具となりました。ぜひお試しを!

solo380さん ご無沙汰しています。カヌー生活充実しているようで、なんとも羨ましい^^ 絵になるという点でもパーコレーターやっぱり定番ですよね。後半はまもなく……って、すでに、10ヶ月。もう少しだけお待ちください。

ヤマジさん 頼りになるって、ホントに私見ですからご参考程度に^^ なんとか記事が書けるぐらいに回復しつつあります。不定期となりますが、もう少々お待ちください。

tuさん 技ありなものって、ホントに人を惹きつける魅力がありますよね。僕も技あり好き。またお邪魔させていただきます。

キャンプ道具マニア@五百蔵
五百も蔵があったらなぁ……。憧れますw 五百蔵さんのように経験豊富な方の記事にはとても及びませんが、ボツボツ楽しんでいます。またぜひよろしくお願い申し上げます。

みみーさん コメントありがとうございます。高級というか、パーコレーターの本質を教えてくれた道具でした。

JSBさん 憧れのストーブの巨匠にコメントをいただいて恐縮です。自家焙煎もされていおられるのですね。僕は、とりあえず諦めてしまっています。だって難しいのですもの。機会がありましたらぜひご教授ください。
旨いと思うコーヒーを淹れるのってなかなかに面白いですよね。僕の場合は色んな道具をあれこれいじってしまうので、ひとつの道具でなかなか、コレ! とうい領域にたどり着けません。蒸らし2分で80度、2mmの法則試して見たいと思います。

投稿: サン | 2010年2月 2日 (火) 19:33

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