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2011年5月16日 (月)

Fukushimaを新しき日本の生まれる土地に。

毎日新聞の原発に関する世論調査が発表された。

 

内閣支持率27%。浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の運転停止について「評価する」が66%。今後の日本のエネルギー政策については、「原発は減らすべきだ」が47%、。原発存続は「やむを得ない」は、31%。「原発は全て廃止すべきだ」は12%だという。

 

今の生活環境をある程度維持したい。産業構造もあまり変えること無く経済も停滞させることなく安定した生活を送りたい。そう思えば妥当な数字なのかもしれない。

 

違和感を感じるのは、この世論調査が、日本のエネルギー政策に限って行われたものではないということだ。

 

管政権の支持、不支持、民主、自民、公明など既成政党への支持、不支持をも含んだ上での数字。これで、今後のエネルギー政策へ、正当な世論が反映されるのだろうか? と素朴に思う。

 

管政権を支持するか? と問われた後に、浜岡原発の停止を評価するか?と問われれば、評価しないと答える人も多かろうと思う。

 

大切なのは、既成の政党、既成の思想・教育を越えて、新たなる日本の夜明けをどう迎えるか? がいま問われるべきなのだ。

 

未だ、入り口すら見えない福島第一原発の現状。原発災害で、強制的にふるさとを追われる人々。

 

原因は、震災という想定外の自然現象であり、加害者は、東電であり、政府は不手際だと、自分の立ち位置を被害者、あるいは傍観者の位置に置くことは、とてもお気楽で良い。蚊帳の外に居ることで心の安寧も得られるだろう。

 

だが、札束で過疎な土地の人々を誘惑し続けた電力各社や経産省などを、結果的に後押ししたのは、国民一人一人だ。知っていたか、知っていなかったかは関係が無い。その金の出所は、電力使用者たる僕たちであり、その恩恵を受け続けているのも僕たちなのだから。僕たちは間違いなく加害者だ。

 

この震災以降、僕自身が50年かけて作り上げてきたアイデンティティ(大して誇れるものではないが)は完全に崩壊した。今、自分自身の人生を自省しつつ、反芻している。身につけたすべての知識を根本から疑い、新たなる自分を見つけなければと思う。

 

戦後、この国が、なぜ世界も驚くほどの復興を成しえたのか? 行われてきた教育はどんな教育だったのか? 果ては、社会的に悪として葬られた赤軍の方々の思想すら、今一度検証すべき時ではないのか? と日々学んでいる(連合赤軍の冒した罪は決して許されるべきではないと思うが)。

 

かつて、広島・被爆二世の友人は、結婚後子供は作らないという選択をした。   
ある友人の父は、共産系の作家で葬られた文学と友は語った。

 

歴史のシナリオは一つでは無い。数多くあったであろう選択肢を選んでたどり着いた現在。次なる歴史を描く一歩は、きちんと踏み出したいと思う。

 

繰り返すが福島の土地をあれほど荒らし、震災の復興を妨げているにもかかわらず、傍観者でいる度胸は、僕には無い。次なる原発災害は決してあってはならない。   
加害者は、他ならぬ自分自身だと僕は思っている。

 

1960年生まれの僕は、いわゆるノンポリ世代。新人類(なんのこっちゃ?)と呼ばれた世代だ。中立であることを由として、今日まで、無宗教、無思想で生きてきた。様々な活動で思想や宗教を振りかざす隣人たちを胡散臭いと思い、自分の感覚だけを信じて生きてきた。今は、それではいけない非常時だと痛烈に思う。   
考え、学び、自分にできる行動を取らなければけない。

 

「Fukushima」を「Hrioshima」「Nagasaki」と同じ、痛むべき出来事のキーワードにしてはならない。日本が見いだした新たなる希望の土地として人々の心に深く刻まなければいけない。

 

僕は、心も体も病んでいる。あきちゃん(家内)は、調子を落とす僕を見て、「そんなことより、家族のことを心配してよ」と、僕を諭す。

病人の戯言と思われる方もおられると思う。でもねぇ、病んでこそわかることもあるのだと思う。

 

SUN

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コメント

広島でも、廣島でも、Hiroshimaでもなく、あの日の事を語るときは、ヒロシマなんだよね。広島に住んで、暮らして、被爆二世って意識した事ないんだよ。友人も多いし、連れ合いもそうだし。

フクシマ(あえてカタカナ)が心配なんだよ。いや、フクシマだけじゃなく、ニッポンが本当に心配なんだよ。粉塵が舞ってるんだよ、汚染物質を含んで。体内被曝が一番怖いんだよ。政府発表やマスコミ報道だけでは判断できないんだよ。だって、安全な原発を自分達からできるだけ遠くに作ったでしょ。安全なんなら電力会社の地下や、政府機関の地下に、ミニ原発を建設すればいいんだよ。冷却に水がいる?川ぐらいあるでしょ。でも、絶対に建てないんだよね。
ホントにやれやれだよ。
この事、書き出したらとまらないよ。(笑)

投稿: つぼちゃん | 2011年5月16日 (月) 22:00

ワタシには、難しいことや難しい言葉は、分からないけど・・・・
サンさんの気持ちは、なんだかよく分かる。
そして、あきさんの気持ちもよく分かる。
・・・・・・だから、ワタシ達、繋がったんだぁ~と思う。
・・・そして、つぼちゃんも・・・・
ネット上で繋がって・・・も・・同じ価値観だから、ずっと昔から知り合いだったような
すっと、、中に入れる会話、あったかさ。
今日のツイッターでのサンさんのツイート。
ワタシにかなり響きました。
そう、ワタシはワタシ。
ワタシでいいんですよね。
ワタシ以上には、なれない。
ワタシは、黒坂の地で自然と共存します。
自然と共存していいんですよね。
・・・黒坂の自然が壊れないように守ります。
ちっぽけなワタシには、そんなことしか出来ない。。。。ちっぽけなことを、みんなが自分の立ち居地ですることが大切なんですよね。


でも、そんなサンさんのことを、あきさんは大好きなんだと思います。。。

投稿: マンキー | 2011年5月18日 (水) 23:44

いつも拝見させていただいてます。
初投稿で初絡みながら一言。
日本国民の大半が傍観者ですよね…
でも日本も満更捨てたものじゃないな!って思い知らしてくれたのも、この震災なのだと思います。
一人一人ができる事は微力なのかもしれないですが、自然と触れ合ったりできる知識を広めてくれるサンさんみたいな人は大切です。
僕自身エセエコロジストですができる事をやっていこうと思います。
日本人であることに誇りを持ち続け、次世代に繋げる役目は私達にしかできないのだから^^
なんくるないさ!ですよ!!

投稿: 独楽 | 2011年5月19日 (木) 23:45

つぼちゃん ヒロシマなんだねぇ。そう言われて、土田ヒロミさんの「ヒロシマ」という写真集を思い出しました。ヒロシマもナガサキもフクシマも、新しい夜明けを世界に示すキーワードなんだと、つぼちゃんのコメントを読んでいて思いました。つぼちゃんの言うとおり、原発が必要で、本当に万全な安全が確保できるものならば、受益者が多い地域に建築すれば良いと思います。それこそ、都庁の隣にでも作れば良いのだ。そのうち、ガシガシ書いて欲しいなぁ。

マンキーさん 僕にも難しことはわからない。だからこそ、基本的なことがなされない現状に苛立つ。以前のように動けぬ自分に苛立つ。そんな感じの日々でした。震災後、すぐに北に行きたいという僕を家族全員で止めるのは苦労だっただろうなぁと思います。足手まといに過ぎないと言わなければいけない家族の気持ち。しんどいだろう。
なんだか、不思議なキャンプだったよね。知らない同士が旧知の仲のような。でもね、それは、ネットのおかげだけじゃないんだなぁ。黒坂の森があって、管理人さん一家の雰囲気があって、全部が繋がっている。
ボクは、僕以上になれないと、受け入れることでラクにはなった。でも、ちょっとだけでも、その位置で成長できればと思います。いまの時代、きちんとした里山として黒坂があるって、大事なことだと思うよ。あきちゃんは、もっとしっかりした僕が好きに違いないけどw

独楽さん コメントありがとうございます。大半が傍観者というより、キチンとした情報と方向性が与えられていないと感じています。だからこそ、苛立つし、絶望する。この国の人々が捨てたモンじゃないって、本当にそう思います。素晴らしい人が沢山いる。
同時に、高邁ですが、捨てちゃいたい人も居るんだなぁと今回の震災は浮き彫りにしてくれたんだと思います。一人一人がナニを選択肢し、どう生きていくか。それによって時代は進んでいくのですよね。
このブログを読んでいただいているとわかると思うのですが、僕は我欲の塊です。自然と触れ合うことで、バランスをとっているのだなぁと思います。エコロジーとも無縁に近い人間です。そんな人間が危機感を持つ。そんな時代が今なんだなぁとと思うのです。人は生まれたときから、次世代に繋いでいくのが使命であり、存在意義そのものだと、歳を重ねるにつけ思いは強くなります。僕たちは良い時代に生きた。次の世代もそう思えるようになることを心から望みます。

投稿: サン | 2011年5月20日 (金) 08:43

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